科学と映画
人間の問題は二つ。
「人間の問題は二つしかない。
心の問題か、人間関係の問題か。」
衝撃だった。
たくさんのあんなことやこんなことの問題が、シンプルに二つに集約されてしまったことに。
そして、その二つの問題すら、超シンプルな問題一つに集約されてしまうことに。
日々、何と格闘しているのか。
仕事?その仕事はどこから派生したのか?
人間関係?その関係性はどうやって結ばれたのか?
お金?あってもなくてもどうしてこんなにとらわれるのか?
究極言えば、目の前のそれらが、果たして本当に実在するものなのか。
次の瞬間、違うことを考えだし、条件が変われば自分の意見なんてあるのかないのかワカラナクなる、そんな曖昧でアヤフヤな自我。
もし、いま自分の目が犬の目と脳になったら、それらは一瞬で問題ではなくなるだろう。
じゃあ、人間、犬、あらゆる存在の目と脳を離れて、いま見ているものを見てみたなら、
いままでと同じように、格闘な日々を過ごすだろうか。
幽体離脱でも、スピリチュアルでもなく。
立体コンピューターを立ち上げる主体とは、そういうことだろう。
自分で立ち上げている立体コンピューターの一画面に責任をとっていくこと。
観点が生まれた瞬間、人間機能をフル活動させないと勿体ない!
一人一宇宙時代。
human nature
正しい道
明治神宮の境内にある、今月の和歌。
明治天皇、皇后両陛下の歌は、お二人の陰陽パートナーシップをそのまま感じられる、素敵な歌だ。
掲示は毎月替わるので、神宮の四季折々の風景と共に詫び錆びを感じられる、私の密かな和心スポットだ。
友人との会話で、皇后様の歌のような境遇の友人に出会った。
認識の変化は、自分の考えの走る道を観察することから始まる。
そんな変化の道を歩いていると、ふと、この道は合っているのか、もっと効率の良い方法はないか、等々、不安感に陥る時がある。
そこに舞い降りた皇后の歌。
5感覚脳の残像現象から作られ、絶え間なく浮かんでくる考えに惑わされず、心が決めて歩む道に、確信と自信を携えたいと思った。